18歳からモテ期到来!!肉食女子りょう

全くモテなかった女にありえないぐらいのモテ期が到来した話

赤楚衛二に声が似てるM!元祖!モテモテ男〜ねー!俺と付き合ってくれない?〜

あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願い申し上げます!

2024年はマメな更新をと思っております!

かなり空いてしまいましたが、続きを書きたいと思います!

前回は「松島があたしに一目惚れをした!」と!そして伊藤店長が、お店に松島くんを呼んでくれた!というところで終わったと思います!

 

さて!さて!

とんでもないモテモテ男とあたしはどうなっていくのかー、、、

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引用:こっち向いてよ向井くん(https://www.ntv.co.jp/mukaikun/

 

お店が終わる頃に

松島くんが!!きた!

 

伊藤店長「おー!松島、こっち!」

 

憧れの松島くんがお店にきた!

白いジャケットに白ニット、白パンツと全身白で爽やか満載!眩しすぎるけど、ミートソース食べたり、ケチャップとか食べたりしたらはねそうだね。なんて余計なことを考えてしまう。

松島くん「ども!元気っすか?」

伊藤店長「相変わらずお前かっこいいなぁー!」

松島くん「あざっす!」

伊藤店長「お前、りょうちゃんと遊んでもいいけど、泣かすことだけはするなよ!許さねーからな!りょうちゃんはうちのマスコットガールなんだから」

 

そうだよ、松島くん!あたしはここのマスコットガールなんだよ!

松島くん「泣かさないっすよ!真剣に付き合います!めっちゃ可愛いし」

伊藤店長「本当かー?お前、今遊んでる女数人いるって聞いたぞ!」

松島くん「えっ?誰から?あっ!片原ですね」

えっ?松島くん、今遊んでる女数人?そりゃそっか、こんなにイケメンを世の女がほっとくわけがない!

ちょい、気まずそうにあたしを見る松島くん!

松島くん「またー大丈夫っすよ!こんな可愛い女、泣かせたりしませんって!」

おんな?なんか言い方軽っ!でもドキッとした!のは事実!

伊藤店長「本当か?まっ、いても、ちゃんと切っておけよ!女はこえーからよー」

あっ!男も怖いよ!あたし現に過去に刺されそうになってるからね!あんな思いもう二度としたくないー

松島くん「わかってます!女怖いの慣れてますから!」

えっ?20歳であんたどんな修羅場くぐってきたん?

伊藤店長「まぁ、とりあえず、りょうちゃんと飯でも食ってこいよ!」

そう言って伊藤店長は松島くんの手に封筒に入ったお金を握らせた。

松島くん「あっ、ありがとうございます!」

伊藤店長「りょうちゃん、うまいもんでも食わせてもらえ!」

あたし「ありがとうございます!嬉しいです!」

松島くん「りょうさん行こっか!」

と言いながら肩を組んできた。

 

えっ?なんか積極的すぎるというか、距離感近い!そしていい香りがする。

男っぽい香水の香り、サラッとした茶髪の髪の毛。片方だけ見える目がセクシー!

やば!あたし完全に惚れてしまってる!ドキドキがやばい!

店を出ると目の前に黒い某高級車が止まってて

松島くん「乗って!」

車派手!めっちゃ高級車!なんの仕事してるんだろ?

あたしはとりあえず車の助手席に乗る!

車内は、甘い〜匂いがする。女はこの匂いでコロッといってしまいそう!

音楽をかけながら松島くんが

松島くん「まじ!緊張したー怖いんだよ!伊藤さんまっじで!」

と言うなり

松島くん「ね〜〜〜何食べたい〜〜〜?」

かなりの甘え口調だ。

あたし「あっ、なんでも大丈夫!」

松島くん「じゃ、俺決めちゃうね!」

あたし「あっ、うん!」

松島くんは、シートベルトをしてから

さりげなく、あたしにもシートベルトをしてくれた。

あたしの近くに顔が寄ってくる、、、

茶髪の髪の毛から片目が見えるのが

セクシーすぎて、、、

目があった時、ニコッと笑う松島くん!

今にもキスしそうな距離感!

もう無理!好きすぎる!

サングラスをかける松島くん

松島くん「肉でも食いにいこっか!」

サングラス姿もかっこよくてため息が出ちゃうほどイケメン!

あたし「うん!」

とりあえず松島くんはかっこいい!

車内では、クラブでかかりそうなハウスミュージックが流れている。

そして、車内のイルミネーションライトがエロい!エロすぎる!

パープル!!とピンクが交差する

まるであたしと松島くんが、、、

 

今にも始まりそう!

こんな感じ!

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引用:SHEIN

 

松島くんがタバコを吸う。

タバコは

クールブースト青!

咥えてパキッと噛む音(多分知ってる人はわかると思う)がこれまたセクシー!

なんかこのパキッ音好き!

あたし惚れすぎだな。全てが好きすぎる!

 

タバコを置いたかと思うといきなり!

あたしの手をノールックで握ってきた!

えっ?まさかの!ノールック!

早いと言うかチャラくね?

と思ってたらまたいきなり!ノールックで!

 

松島くん「ねー!俺と付き合ってくれない?」

えっ?ノールックでいきなり告白ですか?

 

いやいやいや、今までこんな告白されたことないわ!ノールックでだよ!

あたし「あっ、、、」

と言いかけたら松島くんが

松島くん「俺さ、こう見えて実はかなり一途だし、大事にするから!」

こう見えて?というか遊び人にしか見えないよ!どこからどうみても、、、信じることができない!なんて信憑性のない告白だ!

松島くん「あっ、返事は飯食ったあと聞くからそれまで考えておいて!」

あたし「わかった、、、」

お店に着いて車を降りた。

高級なお店

多分だけど、いろんな女連れてきてるんだろうなー。

もう予約していたみたいで入ると個室に通された。もしあたしが中華が食べたい!って言ったらどうしてたんだろ?

そこは、海鮮やステーキのコースがあるお店。絶対自分では来ないお店。値段がやばい!

松島くんが

松島くん「嫌いなものある?」

あたし「いや、特にないよ」

松島くん「お酒飲める?」

あたし「あっ、飲めるよ!強くないんだよね。すぐ顔赤くなるけど」

松島くん「可愛いっ!ビールは飲める?」

あたし「ビール飲めない!」

松島くん「まじ?じゃーワインは?」

あたし「あー白なら、強くないけど」

松島くん「赤じゃなく白ね!」

松島くんはお店の人になにやら注文している。

松島くん「あっ、この白ワインと、いつものとこのコースのおまかせで!」

いつもの?手慣れた感じー何人の女をここに連れてきてるんだろ?

あたし「ここはよく来てるの?」

松島くん「うん、ここ美味しいからよく食いに来るよ!」

あたし「そ、そうなんだ」

あたしって実際何人目?なんて聞けないけど、何人目なんだろう?

松島くん「りょうさんってさ、今まで何人と付き合ってきた?」

えー!いきなり?ここは、なんて答えたら。何人かもう忘れてるし。何人って答えたら男ウケがいいんだろ?

あたし「あっ、そんなにいないよ」

松島くん「モテるでしょ、りょうさん!」

いやー昔は本当にモテなかったけど、社会人になってモテるようになった!なんて言いたくないし

あたし「いや、そんなことないよ」

松島くんはナプキンを膝に置いて

松島くん「俺さ、ゲームショップで初めてりょうさん見た時。まっじ、ドキッとしたんだよね!

一目惚れなんて久々にしたよ!」

あれ?そういえば、伊藤店長あたしも一目惚れしたって松島くんに伝えたとか言ってたような、、、ったく余計なことを、、、

あたし「…実はあたしも松島くんのことかっこいいなって思ってたからトイレ前であんなこと言われて、嬉しかった」

松島くん「じゃあ、俺たち両思いだね!」

そうだ!両思いだ!なんか嬉しい!

白ワインと初めの料理が運ばれてきた。

お店の人があたしに白ワインを注いでくれた。

松島くんには赤いワインみたいなのが、、、

あれ?松島くん、車だよね?ワイン飲むの?

あたし「あれ?お酒飲むの?」

松島くん「あっ、これ?俺はノンアルコールペアリングしてもらってるから」

ノンアルコールペア?なんだそれ?

あたし「えっ?なにそれ?」

松島くん「これ、一見赤ワインに見えるでしょ、でも飲んでみて!」

あたしは松島くんの赤ワインを一口飲んだ

あたし「甘い!少しピリッとする!でも!ワインの苦さがない!」

松島くん「でしょ!これね、ラズベリーとスパイシーさを合わせたノンアルコールドリンクなんだよ。赤ワインに見えるけど、そう見えるだけなんだ!俺車で来ること多いからいつも雰囲気で酔えるようにしてもらってる」

なんかオシャレというか、すごい!飲酒運転しないところになんか惹かれた。

あたし「なんかオシャレ!大人って感じだね!」

松島くん「これ料理にぴったり合うんだよ!惚れ直した?乾杯ー!」

松島くんはフォークとナイフを使い食べはじめた。

あたしも乾杯したあと自分の白ワインを一口飲んだ。

こっちも甘いー!甘いけど白ワインは悪酔いする。飲み過ぎに気をつけないと、、、

次々と料理が運ばれてくる。

海鮮焼きが出てきて、メインのステーキも!

たわいない話をしながら

時間は着々と進んで

最後のデザートも食べ終わりお店を出た。

あたし「ご馳走様でした!とってもおいしかった!ありがとうね」

松島くん「いえいえ、今度はもっと美味しいとこ連れて行くよ!」

車にのってエンジンをかけたら松島くんの電話が鳴った。

松島くんはディスプレイを見るなり

松島くん「あっ、ちょい、会社から、電話してくるね!」とそそくさ外へ、、、

音楽が鳴ってるから何話してるか聞こえんけど

本当に会社?女?

もし付き合って、電話来るたびこのモヤモヤするのはなんか嫌だなー

でも、好きだし、、、

松島くん「ごめん、りょうさん!明日の会議の資料、同期のやつが体調悪いみたいで俺に作っておいて!って」

えっ?ほんと?それ?

あたし「あっ、そうなんだね、帰ってから作るの大変だね」

松島くん「まぁ、余裕だけどね!」

松島くんは車を停めたまま

松島くん「で、返事!決まった?」

どうしよう!本音はすぐ付き合いたい!でも、、、

松島くんはあたしの手を力強くギュッと握りしめて

今度はあたしの目を見つめて

松島くん「大事にするから!」

どうして、あたしはここで即答しなかったのか?

この時は

あたし「ごめん、すごく嬉しいんだけど、少し考えさせてほしい」

そうお返事をした。

松島くんは

松島くん「そんなに俺ダメかな?」

あたし「ダメじゃないよ!松島くんのこと好きだよ、でも少し考えたい」

松島くん「わかった!俺待つ!1週間でも1ヶ月でも待てるから!」

1ヶ月も?嘘でも嬉しいよー!

松島くんって、以外とあたしに本気なのかも?

そしてあたしはここから数日は

松島くんには連絡はせずにいた。

伊藤店長にも、余計なことは言わずに聞かれても流していた。

自分の気持ちがようやく決まったのは

告白されてから3日後だった。

松島くんに早速電話をした。

松島くん「もしもし」

あたし「あっ、あたし!あの返事なんだけど」

松島くん「あっ、りょうさん!待ってたよー!」

あたし「あたし松島くんとお付き合いしたい!」

松島くん!「まじで?嬉しい!俺大事にするから!早速だけど今日の夜うち来れる?」

早!今日の夜って早くね?

あたし「うん!仕事終わったら行くね」

松島くん「いや。俺家まで迎えに行くよ!だから家で待ってて!行く時また連絡する」

あたし「わかった!」

そして、あたしはその夜!松島くんと、、、なったわけです。

めちゃくちゃ優しくて、毎日のように家に遊びに行ってたので、本当に不安にさせられることもなかったのですが

1週間経ったある日のこと、、、

あたしがいつものように電話をすると

松島くん「はい!もしもし!」

あたし「今日何時に会うー?」

松島くん「あー、今日用事あるから会えないわ!ごめんね!」

あたし「あっ、そうなんだね、そしたらまた明日連絡するね!」

また次の日

あたし「今日はー?会えそう?」

松島くん「あー、今日、仕事遅いから会えんわ!ごめん!」

あたし「そっかー!じゃー明日また連絡するね」

次の日

あたし「今日は会えそうかな?」

松島くん「今、飯食ってるからあとでかけて!」

あたし「わかった!」

時間をおいてからまたかける。

あたし「明日どう?会えそう?」

松島くん「ふ、ふ、ふ、そんなに俺に会いたいの?」

あたし「うん、会えない?」

松島くん「あっ、ごめん、友達から電話入ったわ!明日またかけて!わりー」

ん?なんか冷たくない?

 

そんな感じのやりとりが1週間続いた。

さすがに、これは?と思ったので

松島くんに悪いと思いながらも

伊藤店長に相談することにした。

伊藤店長も、それはおかしいな!ってなり

バレないように

松島くんの身辺情報をさりげなく聞いてくれると言ってくれた。

それからも、あたしは松島くんに毎日電話をしていたが

仕事が忙しいなど理由をつけられ、会うのを断られていた。

やっぱり!何かがおかしい!いや、気づいていたけどさ、、、

 

数日後、伊藤店長から松島くんに関する

驚くべき情報を聞いてしまったのだった、、、

 

 

 

 

赤楚衛二に声が似てるM!元祖!モテモテ男〜Re一目惚れ〜

かなり空いてしまいましたが、続きを書きたいと思います!

前回は、あの!赤楚衛二に声が似てる元祖モテモテ男のMこと松島に出会うことができた!

そしてトイレを借りにきた松島に

「タイプです!」と言われてしまった!

というところで終わりましたね。

さてここからあたしと松島くんはどうなっていくのか、、、

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引用:こっち向いてよ向井くん(https://www.ntv.co.jp/mukaikun/

なんかね、今回この松島くんのことを書こうと思ったのって勝手に運命だな!って思ってしまったわけですよ!だからニッカポッカの話をすっ飛ばして書こう!と!

 

だって、たまたまみたドラマ「こっち向いてよ!向井くんに出てる赤楚衛二の声が松島に似てる!そして相手役に波瑠が出ている!

 

だって、過去の記事見てもらえばわかると思うんですが、あたし、波瑠似のヤンキーなんですよね笑(自分で言うのもアレですが)

 

これは、今書くしかない!このタイミング!って思ったわけです!

ドラマはもう終わったようですが

(チラッとしか見たことないので落ち着いたら全話見ようかなって思ってます!)

 

では続きを!

 

とりあえず、今何が起こったのか?

どうしていいかわからないあたしは、松島くんとのことは言わずに

少し松島くんのことを調査することに!

あたし「店長!松島くん、、、」

と言いかけたらすぐに店長が

伊藤店長「あー松島?あいつかっこいいべ!めちゃくちゃモテるんだよあいつ!りょうちゃんもあいつに一目惚れしちゃったのか!」

ですよねーモテますよねーそりゃそーですよね。でも一目惚れしちゃったからにはどーにも止まらないわけだ!

あたし「モテますよねーそして遊んでそう!女いっぱいいそうですよね!」

伊藤店長「いま、たしか彼女いないって言ってたぞ!聞いてやろうか?」

彼女いない!と言っても、あれだけかっこよければ、別れた直後or特定の彼女がいない!に決まってる!いやそうでしょ、どう考えても!

あたし「えっ、あたしが聞いてほしいって言ったのナシでお願いします!言わないでくださいよー」

伊藤店長「わかった!わかった!言わないから安心しろよ!」

とにかく頭の中は松島くんのことだらけなわけですよ。

だけど、あたしのモテ期到来はこれだけではなく、

実はお店がオープンしたときに

少し、「ヤンキーに俺憧れてまっす!」的な

いかにも見た目がそれ系な高校生の男の子が友達と来てたんですよね!

田中くんという名前なんだけど

そして田中くん

お店に立っているあたしに

田中くん「おねーさん!今度デートしてくれませんか?」って言ってきたんですよね。いきなり!

松島くんと言い、田中くんと言い

 

今の若い子って、、、あたしゃびっくりだよ!(まる子風)

しかも年上のあたしに向かって凄いなって

 

それから、毎日学校帰りに

田中くんがお店に来るわけ!

お菓子持ってきてくれてね。一緒に食べるんだけど、くっだらない話を延々にあたしにしてるわけ

やれ、授業がつまらんとか、クラスに可愛い子がいないとか、

いいねーアオハルじゃん!って

あたしは思いながら聞くわけですよ!

あたしの高校時代は本当にモテなかったから

 

田中くんには

(既におねーさん→りょうちゃんと呼ばれている)

「りょうちゃん!いつデートしてくれんの?どこに行くー?」

って毎日のように言われてて

しかも、田中くんは結構イケメン

身長も高くてキリッとした切れ長の目が

クールでとてもいい!

クラスでは一応モテるグループの中にはいそう一軍タイプ!

だけど、社会人のあたしが、高校生とデートとかするのはちょっとね、、、

多分だけど、このぐらいのお年の男の子は

童貞を年上のおねーさんに奪ってもらいたいみたいな願望強そうじゃん!

もう見え見えすぎてね!

 

まぁ、映画?ご飯ぐらいならって思ったけど

 

普通は年上のあたしが奢らないといけないよね?でもあたし奢られるのに慣れてきちゃってたから、

なんか奢ることができない!

なんで高校生にあたしが奢らないといけないのー?って思ってしまってね!

ダメな大人なわけですよね!

まぁ、田中くんは毎日きてたけど

あたしは仕事を黙々とこなし

 

時には買いに来た子供の相手をして、自分なりにゲームのことも勉強して

 

○今のトレンドのゲームは何か?

○競合のゲームショップの買取金額の調査とか

○お店のポップを考えたら

仕入れ商品を選んだり

まぁ、結構仕事が多い!

 

店長も

伊藤店長「田中、りょうちゃんのこと好きなんだな!あいつイケメンだな!かなり好きらしいよ!一回ぐらいデートして、やらしてやればいいべ!」

なんて普通に言ってくるしね。

 

まぁ、やりたい盛りなんだろうなってのはわかる!でもやりたくないー

 

下手そうじゃん!

おっと!心の声が出てしまった笑

 

まぁ、そんなこんなで毎日は過ぎていったわけで

そんなある日

店長から

伊藤店長「りょうちゃん!ビッグニュース!

松島がさ、」

なになに?彼女できたとか?なに?

伊藤店長「りょうちゃんに一目惚れしたって!」

えっ?あたしに?

えー?

あたし「えっ?本当ですか?」

伊藤店長「おー!だからよ、りょうちゃんもお前に一目惚れしたって伝えておいたぞ!いいべ!お互い一目惚れしてんだから」

嬉しすぎる!あたしにあのイケメンが一目惚れ!!

 

過去、モテなかったあたしには信じられないぐらいの快進撃!!

あんなイケメンに一目惚れされて

 

あたしも一目惚れで付き合うなんて

 

やばい!人生イージーモード!!

 

伊藤店長「とりあえず、今日店に呼んだから

仕事終わる頃くるから2人で飯でも食いに行ってこいよ!」

あたし「えっ?呼んだんですか?」

 

行動はやくね?

伊藤店長「松島が俺に挨拶したいっていうからよ!ちゃんと俺があいつに言ってやるからな!」

えっ?何を?あー遊び人っぽいからだそれもそのはずなんですよね

めちゃくちゃイケメンでイケボで

 

本当に爽やかでモテないわけがないんですよね、だから伊藤店長がクギを刺してくれたらそれはそれで嬉しい!

あたし「本当ですか?嬉しい!」

まぁ、伊藤店長の手前弄ばれることはないだろう!

伊藤店長「飯代は俺が出してやるからお祝いだ!美味いものでも食ってこいよ!」

 

お店が終わるまでソワソワしちゃうよね!

 

でも、このモテなかったあたしが

 

あのイケメンに一目惚れされるなんて!

すごすぎるよー!

 

のび太時代のあたしに言ってあげたいわ!

 

だけど、この後、松島の本性を知ることになるのだ、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

赤楚衛二に声が似てるM!元祖!モテモテ男〜一目惚れ〜

みなさんどうもー!さて!続きを書きたいと思います!

前回は近所のゲームショップに面接に行ったら

どう見ても金融やキャバ経営したほうがお似合いなんじゃね?みたいな店長が出てきて!

しかも、その面接をしてくれた店長は、あたしの中学の先輩と悪友で!そのよしみで採用になった!という話をしたと思いますが、ここから

あの!赤楚衛二に声が似てる元祖モテモテ男のMと出会っちゃうわけです!

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引用:こっち向いてよ向井くん(https://www.ntv.co.jp/mukaikun/

声だけで顔は似てない!

 

顔は嵐の二宮をもう少し大人っぽくした感じ!

 

 

あたしは次の日からこのゲームショップに働くことになったわけですが!

ちなみに「クエスト」と言う名前のゲームショップ!

(もちろん仮名です)

初出勤の日!10時から研修ということで

お店に向かうと、、、

 

まさかの!滝本先輩が!!いた!

えーっ!

滝本先輩「久々!なんか変わったねー」

あたしを見る目がすごい!

あたし「はい、、、えへへ」

 

そりゃそーですよ!あの時のあたしは

見た目からもモテない女でしたからね!!

でもあなたも前歯の出方変わってませんね!

伊藤店長「りょうちゃん高校デビューなのか?」

滝本先輩は無言、、、

いや、あたしは高校デビューじゃないよ

どっちかというと中学デビューともいうのかな、

あたし「いやーどうでしょー笑笑笑」

笑ってごまかす!

滝本先輩ぶったまげてたな

滝本先輩「りょうちゃんの顔見にきただけだから俺行くわ!」

滝本先輩はあたしの顔を冷やかしで見にきたんだな。失礼しちゃうよね全く!

そして

伊藤店長とゲームソフトの発注作業に入る!

あたしはゲームはあまり詳しくないので

ファミ通という雑誌やゲーム雑誌を見ながら

売れそうなゲームをチョイスして、伊藤店長と仕入れ商品の発注作業をしていたら

突然!伊藤店長があたしに質問してしてきた。

伊藤店長「りょうちゃんって彼氏いんの?」

と聞いてきた

おーっと!これはもしかして、あたしのこと気に入ったの?それとも?野球チームのメンバーの中から誰か紹介してくれようとしてる?

高鳴る胸を抑えつつ、特別そういう人はいなかったので

あたし「今はいないです!」と答えた。

伊藤店長は、、、と聞こうとしたら

左手の薬指に指輪がチラリと見えたので

あー結婚してるんだぁーっ

ですよねーーって1人で納得してたら

 

すごいことぶっ込んできた!

伊藤店長「俺は結婚してるけど、みゆっていう彼女もいるんだよ!嫁さんは家族だから!」

えっ?めちゃくちゃドン引きだわぁー

その女も女だよ、ってことは野球チームの男の子もそんな感じ?

あたし「でも奥さんのこと好きですよね?」

伊藤店長「まぁー男って複雑だよなぁー、、、嫁さんは家族として好きなんだけど、女ではないんだよな!」

あたしは当時、結婚したこともないからそういわれてもピンとは来ない!

だったら結婚しなきゃいいのに!!なんで結婚すんの?

伊藤店長「みゆは女として見れるんだけど嫁さんは、お母さんだからよ!娘がいるんだよ」

はー、、、理解するの難しいって!勘弁して!

あたし「男の人って浮気するんですね!」

伊藤店長「いや本気なんだよ!」

えーわけわからん!未知の世界に入り込んでしまうわ!

伊藤店長「まぁ、女にはわからんかもな!りょうちゃんも結婚したらわかるかもな!」

いや!あたしはあなたのように結婚しても、浮気しないですよ!夫だけを愛す自信ありますから!!

あたし「ですね、難しいです!」

それからなんだかんだ発注作業をしてあっという間に退勤の時間になった。

タイムカード押して

あたし「また明日来ますね!」

伊藤店長「おーっ!またな!」

そんなこんなしてるうちに

 

あっという間にオープン当日!になった!

あたしはまだ見ぬ野球チームの男の子達に会うのを夢見てご出勤!!

 

初日ということで滝本先輩が

お客さんの整列などしてくれるということで来てくれた!

そして野球チームの男の子達もきてくれるらしい!たぶん、嫁とみゆって人もきそうだな。

 

全てを知りつくすことができるあたし!

家政婦は見た!」じゃないけど

これからいろんなことが見られそうだな!

 

お店の前には続々と大きな花輪、たくさんの胡蝶蘭が送られてくる。

お父さんが会社をやってるのと伊藤店長の交友関係がまぁすごい!

キャバクラのオープンか!っていうくらい

!すんげぇなー(ルフィ風)

 

商品も伊藤店長が徹夜で並べたらしく

店内はたくさんのゲームで溢れている!

 

店らしくなってきたという感じ!

 

バカボンのパパみたいな伊藤店長のお父さんもチラリとお店に入ってきてソワソワしてる。

バカボンのパパ

いやお父さん

お父さん「りょうちゃんが入ってくれて良かったよ!これからも、のりあきをよろしくたのむね!」

そっか!のりあきって誰?って思ってしまったけど、伊藤店長の下の名前だ!見てなかったー下の名前はー

あたし「はい!こちらこそ、頑張ります!」

 

新聞にオープンイベントの折込チラシを入れてもらったので

 

まぁ、まぁ、お客さんが、開店前なのに

並んでる!家族連れが多いけど

高校生の男の子もいるなあとガキ!いや、子供!

あたしは最上級の愛想笑いでお客さんをもてなす!

でも頭の中は野球チームの男の子のことばかり!

早く来い来い!と思ってると

すごーくお上品なセレブな黒髪の女性が子供連れで入ってきた!

あたしはすぐにそれが伊藤店長の嫁だとわかった!

嫁はあたしに挨拶してきた!

嫁「いつも主人がお世話になっております!」

嫁は愛人がいること知ってるんだろうか?なんてつい、考えてしまう。

あたし「いえいえ、こちらこそ店長にはお世話になってます!」

伊藤店長は接客中だったので

嫁はすぐに帰ってしまった。帰り際、店長とアイコンタクトをし、娘さんも手を振っていた。

 

愛人がバッティングしないかこっちがハラハラしてたけど、全然平気だった。

しばらく、慣れない接客やらレジ打ちやらして疲れた頃、ふと時計を見ると

16時を回っていた。

店内もようやく落ち着いた頃

あたしは商品の補充をしていた。

 

「おーっ!お前ら」と伊藤店長の声が聞こえた!

パッと見ると、、、

 

8人ぐらいゾロゾロと若いイケメンが入ってきた!

 

きた!野球チーム!

 

若い!あたしより7個下らしい!若い!!

 

その当時のあたしは27歳なので

20歳!

 

ほやほや!成人式ほやほや!

 

当初から年下キラーと呼ばれていたので

 

7歳くらいは全然平気なのだけど

 

みんな店長にご挨拶をしてから

 

グルーっと店内回って

何も買わずに帰るみたいな、、、

店長が「紹介しとくな!りょうちゃん!うちのマスコットガール!だから手を出すなよ!」

と紹介してくれた。

 

マスコットガールなんですねーみたいな顔であたしの顔を見るイケメンくんたち

 

そんなーマスコットガール?なんて言われたことないし!モテなかったあたしがいまや

マスコットガールなんて紹介されるなんて過去のあたしには想像つかなかったよね。

野球チームのイケメンくんたちの顔を見たら

 

1人飛び抜けてかっこいい男の子がいた!

 

あたしの「一目惚れ」が発動してしまった!

そしてあたしが見てるからなのか?目がビジバシ合いまくる!

 

やばいぐらいタイプ!

爽やかな塩顔男子!

めっちゃタイプ!!

そして

野球チームのリーダー格

片原くんが

片原くん「伊藤さん!俺ら帰りますね!」

 

伊藤店長「おまえら買ってかねーの?」

 

片原くん「今日は忙しそーなので落ち着いたら麻雀ゲーム見にきます!」

 

伊藤店長「ありがとうな!落ち着いたらまたこいよ!」

おつかれさまっす!

 

みたいな感じで個々に挨拶をし、イケメンたちは帰ってしまった!

 

あのイケメンはなんて人なんだろ?伊藤店長に聞かなきゃと

あたし「あの、店長、、、」

と言いかけたら

あのイケメンが片原くんと一緒に戻ってきた!

 

片原くん「伊藤さん!すみません!こいつトイレ借りたいって!」

伊藤店長「おー!りょうちゃん!松島にトイレ案内してあげて!」

 

まっ、まつしま!って言うんだ!

あたし「は、はい!」

 

あたしはドキドキしながら

あたし「こちらへ」とトイレに案内した

松島くんは

照れ顔で

松島くん「あっ!すみません!」

とトイレに入っていった。

照れた顔も可愛いー白い歯も素敵!

 

店に戻らないといけないけど

何か話したい!衝動に駆られてしまったあたしは

出てくるのを待っていた!

 

しばらくするとトイレから出てきて

松島くんは突然!

 

 

 

 

 

 

 

松島くん「タイプです!」とだけ

あたしに言って、片原くんと一緒にお店を出て行ってしまった。

 

えっ?いまなんて?

あたしは暫くトイレの前に突っ立ったまんま

告られた?告られた?あのイケメンに!

 

どうやらあたしのモテ期はまだまだ続くようだ!

だけど、この後のあたしの1つの選択で

 

この恋が最悪の物語になってしまうのだった!

 

 

最後に答え合わせではないですが

 

この恋の場合はどうすれば良かったのか?

そのポイントもあたしなりの考えで

書き綴っていこうと思ってます!

(あくまでもあたしの考えですが!)

 

あっ!こういうパターンもあるんだなぁーと

何かの時の

恋愛の参考にしていただければ嬉しいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤楚衛二に声が似てるM!元祖!モテモテ男

めちゃくちゃご無沙汰ちゃん!です!

初めは、noteに移行しようと思ってたのですが、実はあたし

自分でもSNS結構やってまして

パスワードの管理が面倒になりそうで

結局はてなブログにしようかと、、、

 

そしてかしこまるのをやめました!

かしこまってました!少しね!

実は過去に書いた自分のSNSの日記見たら

めちゃくちゃぶっ飛んでて

めっちゃ面白い!(自分でハードルあげたぞこれ!でも好評だったんですよね実は!)

 

書くことが何よりも大好きなので!

 

毎日マメに日記を更新してたわけですよ!

 

当時、大好きだったフォロワーの男の子が

めっちゃテンションが高くて!

毎回

 

文章は、フォーーーー!ーーで始まり(多分彼なりのご挨拶)

 

おまえは永野か!ってぐらい笑

 

その男の子が、元気に毎日更新してたので

 

あたしも負けずにフォーーーーと更新!!してた時期がありまして、、、

 

SNSを見た人から、結構DMがきたことがありました!

 

○文章が面白いのでメルマガやりませんか?とか?(無料で添削してくれていろいろアドバイスもいただいてたことも、もうあまり覚えてない)

○ギャンブル収支日記を書いてたこともあり、その関係者の方から連絡もらって非売品もらったり、、、ショールームで新台試打させてもらったり

○脚本書きませんか?と誘われたり

(当時は脚本家になりたいという夢があったのでプロフに書いてたわけですよ!)

○あとプロフの写真はいまだにいいね!もらってます!過去にはお笑い芸人、ギャンブル業界の有名な方からもDMもらったことあります!いつの写真載せてるの?って感じだけど!

プロフィールって大事なんですねー!改めて思いましたわ!

 

そして現在も「プロフィール見て面白そうな人だなって思って話したいです!」とかDMきてるけど、この長文のプロフィール最後まで読んでくれたかと思うとありがてーっす!

でも、なかには、プロフィール長すぎてうけました笑とか、、、

 

で!また書くことを始めようかなと

ブログ始めたわけですけど

 

ざっくばらんにいきますね!

 

 

 

さて前置き長くなってしまいましたが本文に!

 

 

 

あたしには人生で忘れられない人が

何人かいるわけなんですがっ!

 

その中でも、振られた男にはハートに深い傷を

負わされているから忘れたくても

忘れられないんですよねー!

 

たまに思い出してしまうアイテムに出会うとね余計!

その人と同じ香水の香りとか、一緒にいた時に聞いていた音楽とかね!

 

みなさんもそんな人、1人や2人いませんか?

いるよね?いるよね? 

 

あたし振られたことは小中高はめっちゃあったけど社会人になってからはほぼなくて!

 

モテ期が続いてたわけですからね!

 

だけど!本当こいつ!(口が悪い)

Mにはコロッと騙されたわけですよ!

騙されたことも多いのは、恋多き肉食女なので!ご愛嬌!

あっ、付き合ってたのに、知らないうちに結婚式挙げられてた話もあるわ!

 

それもそのうち話すとして!

 

でですね!

 

この!モテ期のあたしが唯一

 

追われなかった!?

終われなかった男!?

振られてしまった男!

 

み、!おっと名前まで書いてしまいそうになったぜ!危ない!

 

Mくん!

これからこの男のことを話そうと思う!

なぜいきなり番外編を書こうと思ったのか?

たしか、ニッカポッカの恋バナをしてたと思うんですが、その話を中断しても

これは書かなくてはいけないと思った出来事があったわけですよ!

 

たまたま!つけてたドラマから流れる声を聞いて

 

Mくん??えっ?Mくんにめっちゃ似てる声!ってなったわけですよ!

 

テレビを見たら

ドラマ

「こっち向いてよ向井くん」に出てる

 

赤楚衛二の声だったわけですよ!

 

で、気になってさっそく!調べたら

 

「こっち向いてよ向井くん」というドラマ!

 

f:id:hiroyumekanae:20230815110524j:image

引用:こっち向いてよ向井くん(https://www.ntv.co.jp/mukaikun/

☆東京都内で働く33歳の会社員

向井くんは雰囲気も、性格も良く!仕事もできるイケメンくん!

でも気づいたら10年恋をしていない!それもそのはず

とある言葉を言い返されたことをきっかけにいまだに元カノを引きずってる感ありあり。

でも、10年恋していない向井くんのまわりには

いろんな女の子が、次々現れてその女の子たちに翻弄され恋愛迷子になりながらも

彼女を作ろうと頑張る恋愛物語!

 

その赤楚衛二の声が!(呼び捨てごめん)

 

そのひっどい!振られた方をした

Mくんの声にそっくりだったわけですよ!

 

赤楚衛二のことはなんとも思ってなかったんですが

声が似てる!ってだけでもう気になって!気になって!

赤楚衛二のファンになってしまうかも?なんて最近思ってますw

 

ドラマは、まだ見てないので時間のある時に

1話から見ようかなと!

 

で!話を戻しますが

 

Mくんと出会ったのは、あたしがゲームショップにバイトしていた時のお話です!

 

まずはそのゲームショップに面接に行くことから始まるわけですが、、、

 

そのゲームショップはうちからも近くて

車で10分ぐらいでいける距離!

行ったこともないからどんなとこかもわからないけど、家から近くて

新規オープンならまぁ、通うのも楽だし、

古いお局さんみたいな人もいないし!働きやすそうーって

 

さっそく応募してみたわけ!

次の日!

 

若くて優しそうなハキハキとしたお兄さんから電話が来て

明日面接してもらうことになった!

はや!!展開はや!!

で、

話した感じもすごく好印象で、

やっぱり、どんな顔かな?とか想像するわけですよね

もうね!声がとにかく爽やかなの!

だから

 

おかあさんといっしょ」に出てくるような

体操のさわやかなお兄さんかな?

もしかしたら

爽やかなイケメン俳優みたいなお兄さんかな?って

で遠足の夜みたいにワクワク、ドキドキして

眠れないーなんて!!

 

面接の前日に眠れないことなんてあるのー?ってぐらい興奮しちゃって!

 

ひょっとしたら

お店の店長と恋始まっちゃうー?なんて妄想もしてしまったりしてね!

 

でいつのまにか寝落ち笑

 

朝は早起きして!

 

あたしは波瑠をギャルヤンキーにした感じの女(ギャルヤンキー波瑠)なので

 

※過去ブログ見ていただければわかると思います。

千田正樹 23歳との恋編 - 18歳からモテ期到来!!肉食女子りょう

 

今日のあたしは

メイクも少し薄めの好感度バッチリ!

 

おしとやかな波瑠風!

 

で張り切って行ったら、、、、、

 

建築関係の仕事をしているのかな?

〇〇建設の看板がある一軒家!

 

その一軒家の横に

ドーンと新しく立ったゲームショップ!

あれ?ちょっとなんか、、、と思ってしまったんだけど

 

えっ?爽やかなお兄さんのイメージがぁー

 

でも、まだ家を見ただけだし、、、

中から爽やかなイケメン俳優みたいな

お兄さんが出てくるに違いない!

 

お店はまだオープンしてないようなので

その一軒家に向かっていきピンポンを鳴らした!

 

「はーい!」という年配のおじさんの声

そして!

 

中から

白髪でぽっちゃりなおじいさんが

白ランニングにステテコ姿で出てきたー!

 

しかも裸足で!!

サンダルを踏んでドアを開けたのだ!

 

 

えーー?一瞬!言葉を失ったんだけど

 

「ちょっと待ってね!」と

白髪のおじいさんがいったん引っ込んで!

 

白髪のおじいさん「おい!面接に来たぞ!」

ドア開けっぱだから家の中が丸見え!

 

高そうな木の彫り物とか、なんかよく、金持ちの家に置いてある掛け軸とか、たくさんのトロフィーやら賞状とかすごくて

開けっぱなしに気づいたのか

 

優しそうな上品な女の人が

笑顔で「少しお待ちくださいねー」って

ドアを閉めにきた。

 

例えるなら白髪のおじいさんが、バカボンのパパで、優しそうな上品な女の人(奥さん)がバカボンのママみたいな感じ!

 

なんか、とんでもないところに来てしまったような、、、

 

そして数秒後、その悪い予感は的中してしまったのだ!

 

ドアが開いた瞬間!

 

派手な豹柄のスリッパが最初に目に入った!

そして出てきたのは、、、

 

ひょぇーーーーーーーーー

爽やかな声からは想像できない!

 

オールバックで鋭い目つき!見るからに高そうなハイブラの服とスラックス!(ゴルフに行く人が着てそうなヤクザちっくな服ね)

を身にまとったゴリゴリのイカツイお兄さんが出てきた!

 

えっ?声爽やかだったよね?

 

あたしのトキメキ返してーー!

 

おいおい!ここはゲームショップだよ!

 

ゲームショップって!子供達がさぁー

 

夢を求めにやってくる場所よ!

 

クリスマスや!お誕生日のような

 

ビッグイベントにファミリーで賑わう場所よ!

 

この人がまさか、店頭に立つの?えっ?まじすか?

 

いやいや、いや!

 

絶対!お店に入った子供達が泣くわ!その前に閑古鳥が鳴くだろ!(すみません!)

 

その前に、なんでゲームショップを経営することにした?

見たからに闇金とかキャバクラとか経営してそうな風貌なのに、、、(失礼なの承知で言ってます!)

どうしてそこに目をつけた!もしかしてお顔に似合わずゲーマーですかー?(失礼ですみません)

 

びっくりして声が出ない!そんなあたしをよそに

イカツイお兄さんは、ニコッと笑って

 

「あー!すみませんね!お店の方で面接するので!」

 

あーーその!爽やかな声は健在かーい!

 

目を瞑りながら話してもいいですか?笑

 

お店の方に案内されて

 

中に入ると

まだ新築の匂いがほんわりー

 

まだ何も入っていない商品棚やらガラスショーケースもあり

 

「そこに座って」と言われ

中央には、いかにも悪い友達が集まりそうな

 

テーブルとパイプ椅子があった。

 

あたしはパイプ椅子に座る

バッグから履歴書をササッと取り出し渡した!

するとそれを見たイカついお兄さんが!(爽やかお兄さんではなくなった)

イカツイお兄さん「えっ!〇〇中なの?」

なに?なに?知り合いでもいる?

 

あたし「はい!そうです!」

イカツイお兄さん「滝の後輩じゃーんー」

 

えっ?滝?えっ?滝?

あたしの頭はパニック寸前!

えーーーもしかして

あのドヤンキーで有名だった滝本兄弟の兄貴ですかー?

めっちゃ怖い先輩〜泣きそう

 

あたし「えっ?滝って、、、滝本さんですか?」

イカツイお兄さん「そう!滝本誠!俺の悪友!」

えーーよりによって、、、

 

そしてイカツイお兄さんは

イカツイお兄さん「あーわりー名刺出すの忘れてた!」

あたしが滝本さんの後輩って知った途端に

緩くなったぞ!これ面接ですかー?

 

爽やかなお兄さんさようならーーーー(いや、とっくにサヨナラしてたし)

 

あたしに名刺を差し出し

イカツイお兄さん「伊藤です!」

そして

イカツイお兄さん「世の中せめーなーちょっと待って!」

と言いスマホを取り出した!

 

まさか?まさか?今、面接中ですよー!!

 

イカツイお兄さん「おー!滝!今何してんの?俺、面接中なんだけどよー、〇〇りょうって知ってる?」

おい!聞くな!中学時代のあたしは途中ぐれたこともあったが基本!モテない!女だぞ!

 

イカツイお兄さん「おーー知ってたか!今よー、お店の面接に来てんだよ!、、、もちろん!じゃーなー!」

 

あたしは昔から直感が優れている方なので

すぐに、「これは採用されるな!」と思った!

そして

イカツイお兄さん「滝、覚えてたよー!で採用な!いつから来れる?お店オープンは1週間後だけど、仕入れのゲームソフトとか備品とか一緒に選んで欲しいから、、、」

 

来た!ほらね!あたしの直感はすごいのだ!

 

いやこの状況で面接落ちたら何の罰ゲーだよ!

まぁ、即採用はありがたい!

 

えー、どうしよう?働きたい気もするけど、

でも滝さんの親友みたいだし、、、とにかくドヤンキーだった滝本先輩めちゃくちゃ怖い!

と思ってたんだけど

「あっ!ちょっと待ってて!」と奥になにやら取りに行ってしまい

何かを持って戻ってきたと思ったら

 

イカツイお兄さん「これ着て働いてもらうから!」

 

イカツイお兄さんが、自ら着てきたスタッフジャンパーを見た瞬間!!

かっけーーーー!かっこよくね?

 

あたし「是非!明日からでも!働けます!」

即答していた!www

 

だって!スタッフジャンパーがめちゃくちゃかっこよくて可愛くて!

 

ネイビーで、胸元にピンクで

お店の名前が刺繍してあるだけなんだけどね!

 

友達がガソリンスタンドに働いてて

給油しにいくたびに

スタッフジャンパーかっけーな!あたしも着たいな!って思ってたので

 

昔からスタッフジャンパーに憧れていたんですあたしー!

 

そして、イカツイお兄さんは

野球チームを持っていて、若い男の子たちがたくさんいるという。あとは、麻雀チームもあるみたいー、、、

もちろん、滝本先輩もいるだろうけど、、、

 

わー!イケメンたくさん!いそう!!

やばい!これは新たな恋の幕開けか!!

 

このゲームショップで働くことになったあたしはこの後、

史上最強のモテ男Mくんと出会うのだった!

 

ランキング参加中!!

某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋2

善は急げ!ということで

 


あたしは明日、あきひこくんがいる

 


パチンコ店に行こうと思う。

 

f:id:hiroyumekanae:20230828041756j:image

引用:excite.ニュース(https://www.excite.co.jp/news/article/Spa_1966311/


しかし、一度もパチンコ店なんて行ったことないから

 


お金両替えして1000円入れればできるんだよね?

 

次の日になり

 


あたしは、とりあえず仕事を終え

 


道を調べながら、なんとかパチンコ店に辿り着くことができた。

 

 

 

時間は19時を回っていた。

 


あっ!

 


お決まりの、幹也といつものように電話をして

 


あっ、直樹くんはスルーしてしまった。

 


電話きてたけど

 


全く興味がなくなってしまったので!

 


だけど、あきひこくん、今日いるのかな?

 


もしかしたら今日に限って残業なのかもしれないし

 


そしたらあたしは明日、いや

 


会えるまで毎日ここに来なくてはいけないわけで…

 


まぁ、いっか!とりあえず

 


ぐだぐだ考えてる暇があったら


とりあえず行ってみるか!

 

あきひこくんが

いなけりゃビギナーズラック(言葉だけは知っている)

 

狙えばいいし!

 


あたしは店内を隅から隅まで探したけど

 


あきひこくんらしき人は見当たらない。

 


いるのは、仕事帰りのおじちゃんとか

おばちゃんとかばっか!

 


スロットコーナーに行くと

 


若い柄の悪いアンちゃんとか

 


ホストみたいな水商売風の男とか

 


パチプロっぽい男とか

 


タバコの煙と匂いが蔓延していて

 


具合悪くなりそう。

 


多分、なんとなく、あきひこくんは

 


スロットよりパチンコをやりそうな気がする。勝手な思い込みだが…

 


部屋にはスロット台しかなかったけど。

 


まっいっか!どの台に座ったらいいのかもわからないけど

 


なんかよくわからないけど

 


この水着のおねーちゃんや海の生き物がたくさん出てくる

 


「海物語」とかいうやつ

 


新台という札が貼ってある

 


なんかよくわからんけど

 


箱を積んでる人がちらほらいるので

 


やってみよーかな

 


とりあえず、両替えした1000円札を

 


投入した。

 


スルスルーッと上に飲まれていった。

 


すげーー

 


玉がダバーッと出てきて

 


ハンドルを回して

 


玉を飛ばした!

 


真ん中の所に玉が入ると回転する仕組み

 


楽しく軽快な音楽が流れて

 


カニ、エビ、カメとかが動き出す!

 


海の生き物には数字もくっついてる!

 


あたしは個人的に

 


カニとエビとタコが好き!色的に!

 


ピンクと赤!

 


しばらくやってると

 


エビが2つ斜めに止まって

 


真ん中で魚とかが動いてる

 


「リーチー」って声とともに

 


上から水着のねーちゃんが舞い降りてきて

 


魚の大群が出てきた!

 


なんだこれ?

 


よくわからないけど

 


隣のおばちゃんが覗いてきて

 


「あら!これ魚群走ったから当たるわよ!確変よ!」

 


何を言ってるのかさっぱりわからずにいると

 


おばちゃんのいう通り

 


ピタッとエビが3列並んで

 


エビの目がびっくり目になっていた!

 


隣のおばちゃんが

 


「ほーら、当たった!」

 


でも玉が2.3発出た後に出なくなった!

 


回しても玉が出ない!

 


なんで??

 


えっ?って困っていると

 


後ろから

 


玉をジャーッと誰かが入れてくれた。

 

 

 

「とにかく打って!そのまま!」

 


男の人はそう言った!

 


「あっ!はい!」

 


よくわからないけど言われるがまま

 


打ち続けた!

 

 

 

玉が、とにかくパチンコ台にいっぱいになってしまって

 


アタフタしてると

 


「はい!箱!」と

 


箱を下に置き

 


その男の人は慣れた手つきで

 


ボタンを押して玉をジャーッと

 


箱の中に落としてくれた。

 


そして玉で箱が満杯になると

 


その箱を下に下ろしてくれて

 


新しい箱まで置いてくれた。

 


顔を見れないから誰かわからないけど

 


親切な人に助けられた。

 


ドラマだったら

 


振り返ると

 


ここで、その男の人はあきひこくんなんだろうなーって

 

 

 

 


思いながら振り返ったら

 


本当にあきひこくんだった!

 


えっ?

 


2人で顔を見合わせて

 


軽くお互い会釈した。

 


あきひこくんは

元々の目が大きいのに、驚きのあまり

更に目がまんまるく大きくなっていた!

 


そして

 


「あれ!もう1人のりょうちゃんだよね?パチンコなんてやるの?」

 


あたしは台を回してるので後ろは振り返らずに前を向いてる状態だ。

 


「えっ、いや、今日初めてやったんですけど、よくわからなくて」

 


後ろからあきひこくんが

 


「えっ?そーなの?ビギナーズラックかも!またこれ当たるよ!確変連チャンしそーだな!」

 


あきひこくんがそういうと

 


今度はカニがリーチになった!

 


その時また魚の大群が出てきて

 


当たるかと思いきやカニが外れた。

 


あきひこくんは

 


「いや、これは走るね」

 


その時、外れたのにいきなり動き出し

 


カニが流れてきてピタッと止まった!

 


そしてまたカニがびっくりした顔をした!

 


あたしは思わずあきひこくんの顔を見ると

 


あきひこくんは

 


「凄いじゃん!!」と言って

 


あたしの肩をポンポンと2回軽く叩いた。

 


その時!あたしの体内に

 


電気が走った!

 


心臓がバクバクしてやばいのだ。

 


「俺後ろでやってるからなんかわからないことあったら声かけて!」

 


そういってあきひこくんは自分の台に戻っていった。

 


あたしはとりあえず、あきひこくんがやってくれたみたいに

 


台を自分で下ろそうとしたらこれが結構重くて!びっくり!

 


困っていると

 


隣のおばちゃんが

 


「このボタン押すと店員さんがきてくれるわよ!自分で下さなくても!」と

教えてくれた。

 


えーっ隣のおばちゃんいたんなら玉分けてよーなんて思ったが

 


まぁ、そのおかげであきひこくんから玉貰えたからヨシとしよう!

 


あたしはおばちゃんの教えてもらった通りボタンを押した!

 


そうすると、すぐに店員がきてくれ

 


箱を下ろして箱を置いてくれた!

 


かなりサービスが充実している!

 


妙に感動してしまった!

 


その後も、サンゴ礁が出てきたり、フグで当たったのにミーンと動き出して

いきなり「7」の数字がついているジュゴンが出てきて止まったりして

 


連チャン!連チャンで、あれよあれよという間に

 


15箱積んでいた。

 


すげー!

 


でも単純にこれをお金にしたらいくらなのか?

 


22時になったら閉店らしく

 


あたしはとりあえず

 


この15箱を換金することにした。

 


まだ出そうではあったけど

 


あたしが席を外すと

 


隣のおばちゃんが嬉しそうに座っていた。

 

 

 

あきひこくんはというと

 


あきひこくんも運良く

 


8箱ぐらい出していたので

 


先にあきひこくんが帰ってしまうことはなさそーなので安心した。

 


だって、本来の目的にパチンコで勝とうとしにきたわけではなく、

 


あきひこくんを探しにきたわけだからね!

 


目的がずれてしまっては、元も子もないのだ。

 


お金が欲しくて来たわけじゃないし!

 


あたしはあきひこくんに

 


「あの、お礼がしたいので、このまんま待っていてもいいですか?ご飯でも」と話しかけた。

 


あきひこくんは

 


「いや、いいよ!別に!大したことしてないからさ」

 


それでもあたしは引き下がる気は、さらさらないので

 

 

 

「あたしとご飯食べるの嫌ですか?」

 


と、ド直球に聞いてみた!

 


バカ殿メイクのあたしなら

 


まじで!聞けない言葉だ!

 


でも今のあたしなら

 


多分!波瑠似のギャルヤンキーなので

 


無敵だから!なんでも言える!

 


ちなみにそのときは

 


CDショップにあたしのファンみたいな

 


男の客がたくさんいたらしい

 


それは社員から聞いている笑

 

なので無敵!

 

 

で、ド直球に聞いたら

あきひこくんは

 


「でも、りょうにバレたらどうする?あいつとんでもないやつだからやめておこう!俺もめんどいことに巻き込まれたくないし!」

 


と言ってきた!

 


えー?根性なしじゃん!

 


幹也はね!あたしと付き合えるなら

竜馬にボコられても刺されてもいいって言ってくれたんだよ!

 


なんならあたしを守ってくれたんだよ!

 

 

 

なんだか急に幹也が愛しくなった!

 


幹也そこまでしてあたしのことを!

 

言いたいこと全て飲み込んで

 


「りょうちゃんが怖いの?あきひこくんはあたしとご飯を食べるの嫌だからそんなこと言ってるんでしょ?」

 

 

 

待て!待て!あたしは何を言ってるんだ!

 


過去にモテなかった女は怖い!

 


昔言えなかった言葉をスラスラ言えてしまう。いや言ってしまう!

 


言いたいのだ!

 


あたしの中には

 


昔言えなくて悔しい思いをした

 


言葉たちがたくさん眠っているのだ!

 


その言葉たちがきっと目覚めて

 


いまか、いまかと出るタイミングを見計らっているのだ。

 


だからって何を言ってるのだ!あたしは!

 


うー答えが怖い!

 


あきひこくんがなんて返してくるのか聞くのが怖い〜

 


「いや、あの、嫌とか、、、そういう問題じゃなくて、俺とりょうの関係性と、りょうちゃんとりょうの関係性が悪化しそーじゃん!泥沼っうか!俺本当に巻き込まれたくないし」

 


えー!この人びびりなの?

 


やっぱり幹也とは違うんだな!

 


「わかった!そうだよね!ごめんね!ひとまず今日は帰ります!」

 


そう言ってあたしはその日は帰ることにした。

 


こんなびびりだったのか幻滅〜

 


みんながみんなあたしのために(何様なんだろうあたし)

 


体を張ってくれるわけじゃないんだーと

 


改めて思ってしまった!

 


幹也はすげーやつなんだな…

 


でも、あたしは諦めることができず

 

 

 

後日、トンデモ行動をすることにした!

 

 

 

あっ!そういえばあきひこくんのことで1つだけ気になることを見つけてしまった!

 


赤ジャン!と言えばわかる人もいるであろうが

 


あきひこくんの服装は

 


白いTシャツに黒のパンツだった!

 


うーん!これは、まさかのルーティーン?

 


この前、あきひこくんのお部屋を見た時に

 


白Tシャツと黒パンツがたくさんあったんだよねー笑

 


まさか!!

 

 

 

★某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋3に続きます。

 

 

 

某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋

相変わらずあたしは仕事が終わってから

 


からあげくんを買ってから直樹くんに会いに行った。

 


周りには取り巻きが相変わらずいる。

 


そして安定の赤ジャンと黒Tシャツデニム!

 


もうこれ通常運転だね!

 


今日の髪型素敵かも!

 


さては、また同伴女の家かな?

 


あたしは気が多い。そして移り気ということを覚えていてほしい。

 

とにかく!


なんとなく、ソワソワしてしまう。

 


なんでなのか?この時はまだわからなかったけど

 


それはのちに

 


あーこのことだったのか!ソワソワの理由に気づくことになるのだ。

 


とりあえず、幹也のこともなかなか切れずにいたあたしは

 


「今日は職場の飲み会行ってくるねー」などと適当な理由をつけ電話で話し

 


電話を切ったあとは

 


また、から揚げ君を買い

 


直樹くんの歌う場所に足繁く通い続けていた。

 


まぁ、いつも通りよね。

直樹くんの周りには


とりまきちゃんがたーくさん!

 


ご苦労!ご苦労!今日の同伴は

 


誰?などと

 


あたしの心にも多少の余裕ができていた。

 


で、今日は誰かな?って

 

つか、あたしファンの1人じゃん!

 

何してんだろ?って思うことも多々あったけど

 

そんなことより

 

歌声に癒されていたから

 

自分が好きだからそんなのどーでもよかったのかもしれない。

 

でも、でも、それよりも

 

多分服装が同じことが気になってしまって!

 

気持ちがいまいち前進しなかったのかもしれない。

 

もっと服装がおしゃれだったら!

 

きちんと家があったら!

 

絶対に!本命彼女を目指して頑張っていたのかもしれないなぁー

 

 

 

なんて


思っていたら

 


電話が鳴った!

 


ゆあからだった!

 


えっ?もしや

 


「もしもし!」

 


「ねー今からちょい、時間ある?」

 


これは!もしや!

 


「うん、あるある!」

 


多分この時!あたしのレーダーは感知していたのだ。

 


りょうちゃんの好きな人自慢に呼ばれる!

 


あたしは妙に直感が冴えているのだ。

 


「この前言ってたりょうちゃんの……」

 


とりあえずあたしは一つ返事でOKしてしまい

 


電話を切ったあと

 


いいのだろうか?と少し悩んだ笑

 

すぐにりょうちゃんから電話が来て

 


ゆあはもちろん来ないので

 


あたしとりょうちゃんとりょうちゃんの好きな人だか、彼氏だか、よくわからない男の人と3人で会うことになった。

 

のだが!

 


時間もこれまた2時間後で

 


りょうちゃんがご飯を食べてないみたいで…

 


結局あたしはその日

 


直樹くんの歌を聞くのはやめることにした。

 


直樹くんには「今日急用ができたから帰る」と告げた。

 


直樹くんは「今日の夜いい?」と聞いてきたが、

 


とにかく、謎のソワソワが止まらないので

 


「母親がいるーごめんね」と言って断った。

 


その後も

 


ソワソワが止まらなくて

 

 

 

別になにがあるわけでもないのにだ!

 


ただ、りょうちゃんの好きな人だか、彼氏だか、よくわからない男の人に

 


会うだけなのに…

 


そしてあたしは

 


りょうちゃんの好きな人だか、彼氏だかよくわかんない男の人の、寮でりょうちゃんと

 

会うことになった。

 


りょうちゃんの好きな人だか彼氏だかわかんない人は

 


会社の男子寮に住んでいるみたいだ。

 


仕事は、またもやニッカポッカを履いてる仕事。なにやら

 

請負いでやってるらしく金稼ぎもいいらしい。

 


ニッカポッカを見るのは

 


千田くん以来かな?忘れたけど。

 


待ち合わせは、その寮の近くみたいだけど

 


方向音痴のあたしは1人で行く自信がないので、

 


寮から近いパチンコ店の前で待ち合わせにしてもらった。

 


なにやら、りょうちゃんの好きな人だか、彼氏だかわからない人がパチンコが好きで、そこはその人の行きつけのパチンコ店みたいだ。

 


あっという間に時間が来て

 


あたしは言われた通り

 


パチンコ店の前で待っていた。

 


しばらくすると

 


窓が半開きでフルスモーク

 


爆音で音楽を鳴らしている白い高級車が

 


スーーっとあたしの前に止まった!

 


助手席の半開きの窓が静かに下におり

 


めっちゃガラの悪い派手なねーちゃんが

 


「よぉー!りょうか?」

 


わっ!怖っ!相変わらず派手だな

 


「あっ!りょうさんですよね?ゆあの友達のりょうです!」

(みんなの前ではりょうちゃんと呼んでいるが本人の前ではりょうさん呼び!)


「まぁ、乗れや!」そう言って

 


後ろのドアを開けてくれた。

 

 

 

車に乗り込もうとした時!

 


後ろを振り返る運転席の男の人と目があった!

 


ズキューンと1発!

 


あたしの心臓がその視線で撃ち抜かれた

 


「マジで恋する5秒前」じゃなく

 


「マジで恋した0秒で」だ!

 

あたしは咄嗟に目を逸らしてしまった。

 


可愛い!お顔がおめめが!めっちゃタイプ!

 


と思ってしまっている自分が恐ろしくなった。

 


あの時のソワソワってこれのことだったのか?

 


「りょう!元気だったか!」

 


「あっ!うん、元気です!あの時はお世話になりやした!」

 


とりあえずあたしはお礼を言った。

 


りょうちゃんは

 


その可愛い男の人を指して

 


「この男、可愛いだろ?あたしの彼氏!のあきひこ!」

 


彼氏なの?えっ?と思っていると

 


「やっかましーわ!付き合ってねーっつうの!おまえには彼氏がいるだろ!」と、あきひこくんが言った。

 


えっ、彼氏いるんだ!りょうちゃん!

 


そしてりょうちゃんは

 


「まーな!付き合ってはいないんだけど、あたしの大好きな男だから!お前取るなよ!」とあたしに向かって言った。

 


「当たり前じゃないですかー!あたしは取りませんよ!」

と言ったが、実は気になってしょうがないのだ。

あたしの悪い癖「一目惚れ」が発動してしまったのだ。

 


よりによって、あたしを卒リンから救ってくれた!この命の恩人様々の

大好きな男の人に!

 


ちなみにあたしが一目惚れしてしまったこの男の人は

 


某ジャニーズのとあるグループの男の子に似ているのだ。

 


しかも、高校生の時に

 


あたしが好きだったジャニーズの

 


メンバーにそっくりって!

 

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これもう運命の出会い!だろ!

 


なんて勝手に思っていた。

 


この時は、まだ心に余裕があったんだと思う。

 


りょうちゃんは、コンビニの袋いっぱいに

 


ビールや酎ハイやらつまみやお菓子を買い込んでいた。

 


寮に着いた。

 


結構古めの寮。

 


寮なんてテレビドラマとかテレビでしか見たことないけど

 


1階が会社で、2階に寮がある感じ。

 


階段を上がって部屋に

 


THE!男子寮といった感じで

 

廊下を歩くとミシッ!ミシッ!となるし

 


もちろん風呂はないし、トイレは共同トイレ。

 


部屋は4つある。一個は物置き場になっていた。

 


あきひこくんのほかに、あと2人住んでいる。

 


あきひこくんの部屋は一番奥の部屋で

 


あきひこくんの部屋に行く途中に

 


2人の部屋の前を通るのだが

 


2人とも、部屋には水着姿のグラドルのポスターが貼ってあり、

 


ジャンプが大量に積んであった。

 

あと、ONE PIECEや、ヒロアカ、こち亀などのコミック本もズラーっと本棚に並んでいた。

 

あとは散らばったエロ雑誌とか

 


いかにも!絵に描いたような男子寮。

 


あきひこくんの部屋は

 


2人とは違い、黒と白のモノトーン

 


めっちゃ大人って感じで

 


おしゃれなお部屋だった。

 

 

 


でも、パチンコ攻略本、パチンコ必勝法の本があちらこちらに置いてあり

 


スロット台も置いてあった。

 

 

 

こいつ!根っからのギャンブル好きなのか?

 


こんな可愛い顔して…

 


彼女いるのかな?

 


などとふと考えてしまっていた。

 


ニッカポッカも綺麗に畳んで置いてあり

 


ハンガーにも仕事着が綺麗にかかっていた。

 

あとは洋服も…(ここはまたあとで)

 


仕事用の服には全て

 


寅壱」と書かれたタグがついていた。

 


作業服のブランドなのか?

 

 

 

明るいところで見たあきひこくんは

 


それは、それは、

 


某アイドルの子にそっくりで

 


童顔で、めっちゃ美少年といった感じ!

 

あきひこくんの部屋に

 

お構いなしに

 


ドカドカ入っていくりょうちゃん!胡座をかいて

座り、さっそくビールを開けて飲みだす。

 


「おまえ、もう少し女らしくしろよ!おまえと一緒にいると女を感じさせないよな!ある意味!」

 


「聞いてよ!りょう!あきひこ!あたしを抱いてくれないんだよな!」

 


「ばーか!彼氏いるだろーが!おまえは!…ったく!俺の好みは柴咲コウなんだよ!猫目だけはおまえに似てるけどな!おまえは俺のタイプじゃねんだよな!」

 

りょうちゃんは、猫目で色気のある顔をしている。昔で言えば中山美穂に似てるかも、今だと柴咲コウにもちょっと似てる。

 


なんか側からみてると

 


夫婦漫才しているみたいに仲良し。

 

それから

 


りょうちゃんと、あたし、あきひこくんの3人はいろんな話をしながら楽しい時間を過ごした。

 

 

 

そして…散々飲みすぎたりょうちゃんは

帰ると言い出し

 


彼氏に電話をしだした。

 


今から彼氏が迎えに来るらしい

 


えっ?このパターンって…

 


覚えているだろうか?

 


過去に、竜馬が酔っぱらいすぎて送っていけなくなり、幹也君に送ってもらったことで

 


2人は…

 


もしかしてまたあたしとあきひこくん!と思っていたら

 


りょうちゃんは、あたしに

 


「りょうをあきひこに送ってもらおうと思ったけど、あきひこに手を出されたら嫌だし、りょう!おまえ送っていってやるから一緒に来い!」

 


あれ?バレてた?ちーん!

 

ぜひとも!

 

送りオオカミになってほしかったのにー

 


あたしの素敵な妄想は秒で終わってしまったのだった。

 

笑いながら、あきひこくんは

 

「ほんとにおまえは心配性だな。俺がおまえの友達に手を出すわけないし、そもそもおまえ彼氏いるんだから、俺が誰と付き合おうとかんけーないだろ!」

 


りょうちゃんは泣きながらこういった。

 


「いやなんだよ!確かにあたしには彼氏がいるけど、あきひこが大好きだから彼女を作られるのは嫌なんだよ!」

 

やれやれといった顔のあきひこくん。


あたしは、りょうちゃんの気持ちもわからなくはないが。自分が彼氏いるのに勝手すぎるなぁーって普通にドン引きしていた。

 


しばらくして、りょうちゃんの彼氏が迎えにきた。

 


これまたイカツイ怖い風貌のお兄さんが高級車に乗ってきた。

 


でも、りょうちゃんの尻に敷かれている感じで、見た目のイカツさとは裏腹に

 


めっちゃ腰の低い優しい男の人だった。

 


「すみません!りょうが酔っぱらってしまって」

 


あきひこくんにそういうと

 


酔っぱらったりょうちゃんを介抱しながら

 


車に乗せて

 


あたしも後ろの席に座った。

 


あきひこくんはあたしに

 


「じゃあ!…ま…」

 


と言いかけて

 


「じゃあ!」と頭をぺこりと下げて言った。

 


あたしは帰りたくない気持ちがあった。

 


「じゃあ…」のあとの言葉が見つからなくて

 


本来なら

 


「また!」という言葉をいうものだが

 


また会う約束もしてないし、連絡先も交換してしていない。

 


とにかく言葉が見つからずに言葉に詰まってしまった。

 


可愛い笑顔とオサラバしなくてはいけないと思うと悲しくなってきたが

 


ここではどうすることもできず…

 


とびきりの笑顔で手を振った!

 


パーンっとクラクションを鳴らし

 


車が走り出した。

 


車内で流れるテクノの音楽にかき消され、何を話してるかわからないが

 


りょうちゃんと彼氏さんは会話をしている。

 


あたしはチンチラ仕様の車内を見ながら

 


ある決意をしていた。

 


「もう一度あきひこくんに会いたい!」

 


でもどうやって会おう!

 


りょうちゃんに

見つかったら殺されるかもしれない!

 


でも会いたい!

 


軽く殴られるぐらいなら!

 


お金で解決するなら!

 


そんな気持ちでいっぱいだった!

 


その時、珍しく赤ジャン直樹くんから

 


電話が来ていた。

 


断ったのに来たということは

 


誰もいないからなのだ。

 


泊まるところが見つからなかったに違いない。

 

ラブホ代でもあたしに出させるつもりなのか?

 

今日は本当は母親がいない日だから

 

「やっぱり母親いない日だから泊まりにくる?」と今からいうのも遅くない。

 


間違いなく!直樹くんに抱いてもらえるチャンス!

 


なのだが、

 


もう赤ジャンの

 


風来坊のアーティスト男なんて

 


どうでも良くなっていた。

 


なので、電話はスルーすることにした。

 


幹也なんて、もうどうでもよくて(本当にごめんなさい!でも、あたしの処女を奪ってくれてありがとーーとお礼を言っておきます!)

 


赤ジャン直樹もどうでもよくて

 


今はとにかく!

 


あきひこくんが気になってしょうがないのだ。

 

まだあきひこくんとは何も始まってないし、始まるのか、すらもわからんのに

 

『NO MUSIC, NO LIFE』のように

 

『NO AKIHIKO,NO LIFE』

 

りょうが訳すと

 

あきひこがいない人生なんて考えられない!

 

何も始まってすらいないのに

 

気持ちはこんな感じなのだ!

 


こんなに気になるのは

 


昔好きだったアイドルに似ているからなのか?

 


それとも顔が単純にタイプだからなのか?

 


自分でもよくわからないのだ!

 


わかっているのは、

 

 

 

すごく危険な恋に片足を思いっきり!

突っ込もうとしていることだけなのだ!

 


だけど、これを読んでいる人は、もうわかっていると思うけど

 


あたしは惚れっぽい!

 


相手が誰だろうと

 


好きになったらしょーがないのだ!

 


だけど、いくらメイクで可愛くなったとはいえ、相手にしてくれるだろうか?

 


振られたらどうしよう?

 


モテない時の自分を思い出して

 


ちょっと弱気になってしまう。

 


だけど、どうやって会えばいいのだろう?

 

 

 

もう一度会うには?

 


寮を知ってるから、寮に行けば会える!

 


でも、方向音痴のあたしが寮に

 


たった1人で行けるわけがない!

 


昼行った場所でも、夜だと行けないというぐらいの方向音痴という有り様のあたしだ!

 

ましてや、寮には、一回だけしか行ったことがないのだ!

 

それも車で!乗っていただけだから

 

当然のように、道順も覚えとらん笑

 

 

 

 

 

 

その時!

 


閃いたのだ!

 


そうだ!

 

 

 

「あのパチンコ店に行ったら会えるかも!」

 


そうと決まったら…行くしかないのだ!

 


ちなみに

 


あたしの座右の銘

 


「思い立ったが吉日」だ!

 


明日!

 


えっ?明日?と思うだろうが

 

 

 

こういうのは早い方がいい!

 


忘れないうちに行動するのが大事!

 


インパクトも大事だ!

 


作戦は明日決行することにする!

 

 

 

★某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋2に続きます。

家なき 赤ジャンイケメン17歳との恋

仕事を終えるとあたしはLAWSONに寄ってからからあげくんを買う。

それを口の中に頬張りながら直樹くんのところにダッシュ

毎日の夕飯は、からあげくん!みたいな生活!

仕事が休みの日には、連絡をしてから、今日何時に歌うか確認して差し入れを持って向かう!

そんぐらいどハマりしていた。

 

だけど、、、

 

一つ気になる事があったのだ。

 

どうしても許せないというか、気になるというか…

直接言うのも、聞くのも失礼だし…と思って

 

ずーっと言えなかったんだけど。

 

いつも直樹くんは

 

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引用:オリジナルプリント.jp(https://originalprint.jp/

赤ジャン、グラサン姿に

中は白や黒Tシャツに

黒のパンツを履いている。

家ないし、誰かの家できちんと洗濯してるのかもしれないけど。

 

ほらたまにいるじゃん!その洋服がお気に入りでさ、その洋服のコーデじたいがお気に入りなやつ!

 

もしくは、同じ洋服を何着も持ってる人!

 

お気に入りすぎて1週間に何度も着てしまう人!

例えば、黒Tシャツとデニムがお気に入りだとする。

 

Aに会う時は黒Tシャツとデニムだったとする。

Bに会う時は白Tシャツとデニム

Cに会う時はブルーのTシャツとデニム

そして、

またAに会う時、ローテーション的に

 

そろそろ黒Tシャツ着たいなーって思ったら

 

必然的に「黒Tシャツとデニム」になってしまう!

 

そうすると、毎日違う洋服を本人が着てたとしても

 

Aにとっては、

 

わっ!「また同じ服着てる」ってなってしまう!これよ!ね!

 

仮に黒Tシャツとデニムがお気に入りすぎて

数着持っていたとしても

A君にとっては「またこの服だ!」って

 

インプットされ

 

「こいつこの服しかないんじゃない?」と思われてしまう。

 

もしかしてそれ?

 

顔は本当にイケメンで身長も高くスタイルオバケなんだけども。

いつも赤ジャンに黒パンツなのが

 

どうにも気になってしまう。

 

そして家がないから、泊まる家が見つからないときは野宿みたいなことしてるので

 

あっ、カンパみたいなのもので食ってるから

 

ぶっちゃけ!その日暮らしなわけで

 

歌ってる近くには

ちゃんと、カンパ用の箱も置いてある。

まぁ、直樹君のトリマキみたいな黄色い声をあげている女たちが

カンパしまくっているのでかなり食えているんだろうけどね。知らんけど笑

 

ホテル代ケチッてるのかもしれんけど。

 

だからなのか、たまに匂うときがある

 

香水に混じってほのかに漂うあのホームレス独特の匂いね。

 

まぁ、顔が良いからなんでも許せちゃうこともあるんだけどさぁー。

 

そんなある日、あたしはいつものように

仕事を終えて、からあげくんを口に頬張り

直樹君の歌ってる場所へ

 

いつもはここにいるのに今日はいない!と思って心配になって電話をする。

出ない!

待てど暮せど、一向に来る気配がないので

 

「女とどこかに消えてしまったのか?」或いは「体調が悪くなって寝こんでいるのか?」

 

心配でしょうがないのだ。

 

しばらくするとそんな心配をよそに

 

直樹くんが見たからにいかにも!水商売風の

派手なおねーさんと一緒に

 

ご出勤〜(言い方)

 

だってその姿が

 

客と同伴するホスト君に見えたんだもん!

 

直樹くんを待っている女たちは

 

たくさんいたんだけど、みんな

 

その女とご出勤してくる直樹君を見て

 

「負けたわ」宣言をしているかのように

 

無言で立ちすくんでいた。

 

もちろんあたしもその1人なわけだが、ここで引き下がってどうする?

 

だてにメイクで勝負してきたわけじゃない!

 

男を奪ってきたし(1人だけど)あっ、千田くんもカウントしたら2人か!

 

2人の男を翻弄させてしまったわけだし!笑

 

竜馬と幹也ね!あっ!幹也はまだ遠距離恋愛中だし!

「あたしには魅力がある!」

バカ殿メイクから生まれ変わったあたしは

常に無敵!なのだ!謎の自信笑

 

このまま引き下がるわけにはいかないのだ。

 

こういう場合は他の女と違う行動を取らなくてはいけない。

 

モテる男を落とすには、周りの女と同じことをしても勝てないのだ!

 

だからあたしは

 

そんな水商売の女と直樹君がご出勤しても

 

そんなのお構いなし!って感じで

 

2人の目の前にツカツカ寄っていき

 

「直樹くん!おはよう!いつもの場所にいないから心配しちゃった!ファンの子と一緒にいたんだね!早く歌が聞きたいよぉー」と

 

普通に気にしてませんよー的な感じで言ってやった!

 

すると水商売女が

 

「直樹は昨日、あたしの家に泊まったから遅れてしまってごめんね。直樹がなっか、なっか起きなくて…」

 

はっ?なっか!なっか?枕ホストかよ!こいつ完璧にこの水商売女とやってるじゃん!

まぁ、家なき男が泊めてもらって

お金もないし、代わりに体で

払ってるのはしょーがないことだし。

 

と妙に冷静なあたし。

 

普通はそんな男気持ち悪いって思うんだろうけど冒頭でも言ってるようにそんなことよりも

 

服装が気になってしょうがないのだ!

 

今日も黒Tシャツと黒パンツを履いていて

 

昨日お泊まりしてるし、洗濯はしてるだろうから綺麗なんだろうけど

 

そのコーデがあたしのなかで、すでにマンネリぎみですっ!!!なのだ!

「じゃあ、あたしは仕事に行くから!直樹今日も歌頑張ってね!」と言い

 

水商売女は仕事に向かった!

 

あたしは咄嗟に

「直樹君!はいこれ!」と

 

LAWSONで買っておいた

リポビタンD10本を直樹くんに渡した!

 

「いつもありがとね!りょうちゃん!」

 

いつも!

 

そーなのだ!実はあたしは自分の夕飯はからあげくんだけど

 

直樹くんには毎日「リポビタンD」やら

直樹くん愛用のタバコやらを渡しているのだ。

 

どうやら貢ぎ癖があるみたい!

 

千田君に会う時、竜馬に会う時、幹也に会う時も必ずタバコ1個、缶コーヒー1個を買って行ってた。

もうこれはルーティーンなんだろうなあたしの。

付き合う人、好きな人が代わってもこの行為は変わらないと思う。

 

今日の直樹くんは、お風呂上がりのいい香りがする。

だけど、服が気になる!服が気になってしょうがないのだ。

 

なんで黒Tシャツと黒パンツなんだろう?その服そんなにお気に入りなの?って思っていると

 

直樹君が「りょうさん!今日はりょうさんの家に行きたいな!」と言い出した。

 

えっ?うち?

 

昨日は水商売!今日はうちが候補なのか?

 

その当時(うちは片親なので)

 

母親はラブホのフロントの仕事をパートでしていたので

母親が泊まりの日なら、うちに泊らせてあげれるかも!と思った。

ひとまず、母親に確認したら残念ながら母親の仕事がお休みの日だった!

ここではあまり触れていないが

あたしは母親と2人で実家に暮らしているのだ。

その話はさておき

「ごめーん今日は無理だ!母親がいる!」

 

「そっか!そしたらまた今度だね」

 

残念そうに直樹くんはギター片手に歌う場所に向かった。

 

なんだこの関係は?あたしの片思いなのか?

次にあたしが候補に入る日が回ってくるのはいつだ?

 

ちなみに幹也くんとは毎日電話はしているが

 

ほぼ、同じ会話が続いていて

直樹くんの洋服同様

 

マンネリぎみ!というかあたしが乗る気ではないので

 

向こうも薄々は感じ取っているのか

 

事あるごとに「りょうさんこっちにけえって来る気ないっけや?」ケロケロ語再び登場!

 

と聞いてくるようになった。

 

そんな時決まってあたしはこう言う

 

「ごめんね、仕事が忙しくって!行く気はあるけど、お金貯めてるからさ!」

 

人様の彼氏を奪ってしまった身なので

 

なかなか別れを切り出すことができないでいるのだ。本当にごめんなさい!!

 

「実は好きな人がいる!別れてほしい」なんてストレートに言えるわけがない!

 

まさか、幹也は自分が沙樹ちゃんに言った同じ言葉であたしに振られるなんてことは1ミリも思ってないだろう…

 

人にしたことは、いずれ自分に返ってくる。

 

でも幹也的には

 

「はっきり言わないのは可哀想でしょ!優しくすると罪」らしいので

 

やっぱりハッキリ言うべきか?

 

いやでも、あたしにはそんな鬼畜なことはできないのである。

 

直樹君が歌い出すと

 

どこからともなく黄色い声の女たちがゾロゾロやってきた。

 

この歌声聞いてると本当に胸がキュンキュンする。

顔なんて本当に最高にかっこいいー

 

ラブソングを歌っている時の直樹君は

 

切ない顔をしながら歌うのでその顔を見ているだけで本当に最高!

 

唯一、直樹君の服装が気にならなくなる至福の時なのだ。

 

…と直樹君の歌声に浸っていると

 

あたしの電話が鳴った。

 

ディスプレイには知らない番号だ。

 

「もしもし!元気?あたし!」

 

「えっ?誰?」

 

「佐藤ゆあだよ」

 

「えっ?ゆあ?どうしたの?いきなり久々〜」

 

「久々!ちょっと会わせたい人がいてさ!」

 

「会わせたい人?」

 

「りょうと同じ名前のもう1人のりょう」

 

「えっ?あのりょうちゃん?懐かしいー」

 

ゆあは高校の時の同級生でクラスは違ったけどりおと疎遠になっていたときに密かに仲良くなってた子だ!

 

ゆあは、悪いことをして高校を中退したが

たまぁに連絡を取っていたのだ。

 

その時に「何かあった時は、ケツモチをしてくれるから、りょうちゃん紹介するね!」と言われていた。

 

この話は今度話すが

高校の時、あたしは同学年の1軍の女たちと揉めたことがある。

一軍のメンバーの彼氏の家にあたしが

イタ電をかけたと、あらぬ疑いをかけられたことがあったのだ。

 

もちろんあたしは断じてかけていない!

 

拙者は断じてかけてないでごさるよ!笑

 

 

きっとあたしが生意気で気に食わないから

(あたしはモテなかったが、気だけは強かったので校則すれすれで学校に通っていた。それが気に食わなかったのであろう)

 

変な言いがかりをつけて

 

みんなの前で公開処刑をしたかっただけなのだ。当時、一軍のえみりんが、あたしを廊下に呼び出した時

 

ギャラリーがたくさんいて

 

その中で1人あたしは、一軍に囲まれて

文句を言われていた。

 

THE公開処刑

 

この話はまた別の機会にでも!

 

そのこともあり、学年一不良だった妙子に私が目をつけてたのだ。

一軍のえみりが、あたしの態度にムカついて

妙子にチクったらしく

 

その結果あたしの卒リン話が持ち上がったのだ。

 

そして

 

あたしが卒リン(卒業祝いにリンチ)されることが学校中の噂になっていて

 

中に入ってくれたのが、ゆあだった。

 

ゆあは街で遊んでる時にりょうちゃんと知り合いタイマンをはり、その後仲良くなったらしい。

 

そして、ゆあが、たまたま、りょうちゃんから、妙子があたしに卒リンする話を直接聞き

 

その話を聞いたゆあが、りょうちゃんに

その子あたしの大事な友達だから、妙子に「卒リンするのやめて」と言ってほしいとお願いしてくれて

妙子があたしに卒リンするのをやめさせてくれたのだ。

 

いわば、あたしにとって

りょうちゃんは命の恩人様々なのだ。

 

妙子は、あたしが通っていたB高校を中退していた。あたしも何度か話したことがある。

 

実はこれにも深いワケがあって

りおが入ってた2軍のまみちゃんとあたしは

一悶着あったのだ。

 

それは、あたしがナンパされた時に知り合った男の片割れを振ったことがあり。

過去にモテない同士がくっつく話をしたと思うがそのモテない相手を振ったことがある。

 

モテない男に告られてもモテるカウントには入らないのだ。

 

あたしに振られたのを根に持ったそいつが、運悪くまみちゃんと仲良しの男の子だったこともあり。(話の流れで高校名を言ったらまみちゃんと仲良しだということを言っていた)

 

振られた腹いせで、あたしがまみちゃんの悪口を言っていると、有る事無い事をまみちゃんに伝えたのだ。

まみちゃんにしたら、あたしの話より昔からの仲良しの友達の話を信用するにきまっている。

 

あたしが、必死に弁解しても信じてもらえずに、まみちゃんには完全に嫌われてしまったのだ。かなり悔しかった。

 

そして、妙子とまみちゃんは仲良しだったので、その件であたしは妙子に呼び出しを食らったことがあるのだ。

 

もう踏んだり蹴ったりの高校生活笑

 

 

で、りょうちゃんは、A中の中では、札付きの悪で、同じA中の妙子とは仲が良かったのだ。

 

それで、ゆあがあたしをりょうちゃんに繋げてくれて、一度だけ会ったことがあるのだ。

卒リンを防いでくれたお礼という形で

 

たしかお金を5万ぐらい渡したはずだ!

多分、あたしが卒リンにあっていたら

あたしは今どうなっていたのかわからないので

(卒リンはかなり酷いらしいから)

 

まぁ、5万なんてそれに比べたら安い代償だ。


でもなんで今このタイミングで?また会わせたいわけ?怖い!

 

「えっ?何で今頃また?会わせたいの?またあたし妙子になんかされる話があるの?」

 

と恐る恐るあたしが聞くと

 

「いやいや、そんなビビらないでよ。なんか、りょうちゃんが会いたいんだって!彼氏?いや、好きな人かなんかを見せたいらしい!」

 

えっ?彼氏自慢?男自慢?

 

「ん?よくわからんけど、まぁいいや、ゆあにも久々に会いたいし!」

 

「いや、あたしは行かないよーりょうちゃんとりょうが2人で会うんだよ!」

 

「えっ?なんで?りょうちゃんと2人なの?」

 

「まぁ、あたしもその男に会わせられたから、一度会ってきてよ!大丈夫だよ!めちゃくちゃ会いたがってたし、悪いことはないと思うから!」

 

「またお金とかないよね?」

 

「あーそれはないよ!大丈夫!」

 

「ゆあ、あたしを嵌めようとしてない?」

 

とにかくあたしは疑い深いのである。

 

「大丈夫だって!なにかあったらあたしが責任取るから!そんなことないから!」

 

そこまで言ってくれてるのならと

とにかくあたしはゆあを信じることにした。

 

だけど、りょうちゃんが自慢したい男に会ってしまったことにより

あたしは、また一波乱を起こしてしまうのだった。そしてこの男の出会いが更にあたしを波乱のどん底に落とすきっかけになるとは

 

この時はまだ誰も思っていなかったのだ。

 

★某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋に続きます。