18歳からモテ期到来!!肉食女子りょう

全くモテなかった女にありえないぐらいのモテ期が到来した話

某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋2

善は急げ!ということで

 


あたしは明日、あきひこくんがいる

 


パチンコ店に行こうと思う。

 

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引用:excite.ニュース(https://www.excite.co.jp/news/article/Spa_1966311/


しかし、一度もパチンコ店なんて行ったことないから

 


お金両替えして1000円入れればできるんだよね?

 

次の日になり

 


あたしは、とりあえず仕事を終え

 


道を調べながら、なんとかパチンコ店に辿り着くことができた。

 

 

 

時間は19時を回っていた。

 


あっ!

 


お決まりの、幹也といつものように電話をして

 


あっ、直樹くんはスルーしてしまった。

 


電話きてたけど

 


全く興味がなくなってしまったので!

 


だけど、あきひこくん、今日いるのかな?

 


もしかしたら今日に限って残業なのかもしれないし

 


そしたらあたしは明日、いや

 


会えるまで毎日ここに来なくてはいけないわけで…

 


まぁ、いっか!とりあえず

 


ぐだぐだ考えてる暇があったら


とりあえず行ってみるか!

 

あきひこくんが

いなけりゃビギナーズラック(言葉だけは知っている)

 

狙えばいいし!

 


あたしは店内を隅から隅まで探したけど

 


あきひこくんらしき人は見当たらない。

 


いるのは、仕事帰りのおじちゃんとか

おばちゃんとかばっか!

 


スロットコーナーに行くと

 


若い柄の悪いアンちゃんとか

 


ホストみたいな水商売風の男とか

 


パチプロっぽい男とか

 


タバコの煙と匂いが蔓延していて

 


具合悪くなりそう。

 


多分、なんとなく、あきひこくんは

 


スロットよりパチンコをやりそうな気がする。勝手な思い込みだが…

 


部屋にはスロット台しかなかったけど。

 


まっいっか!どの台に座ったらいいのかもわからないけど

 


なんかよくわからないけど

 


この水着のおねーちゃんや海の生き物がたくさん出てくる

 


「海物語」とかいうやつ

 


新台という札が貼ってある

 


なんかよくわからんけど

 


箱を積んでる人がちらほらいるので

 


やってみよーかな

 


とりあえず、両替えした1000円札を

 


投入した。

 


スルスルーッと上に飲まれていった。

 


すげーー

 


玉がダバーッと出てきて

 


ハンドルを回して

 


玉を飛ばした!

 


真ん中の所に玉が入ると回転する仕組み

 


楽しく軽快な音楽が流れて

 


カニ、エビ、カメとかが動き出す!

 


海の生き物には数字もくっついてる!

 


あたしは個人的に

 


カニとエビとタコが好き!色的に!

 


ピンクと赤!

 


しばらくやってると

 


エビが2つ斜めに止まって

 


真ん中で魚とかが動いてる

 


「リーチー」って声とともに

 


上から水着のねーちゃんが舞い降りてきて

 


魚の大群が出てきた!

 


なんだこれ?

 


よくわからないけど

 


隣のおばちゃんが覗いてきて

 


「あら!これ魚群走ったから当たるわよ!確変よ!」

 


何を言ってるのかさっぱりわからずにいると

 


おばちゃんのいう通り

 


ピタッとエビが3列並んで

 


エビの目がびっくり目になっていた!

 


隣のおばちゃんが

 


「ほーら、当たった!」

 


でも玉が2.3発出た後に出なくなった!

 


回しても玉が出ない!

 


なんで??

 


えっ?って困っていると

 


後ろから

 


玉をジャーッと誰かが入れてくれた。

 

 

 

「とにかく打って!そのまま!」

 


男の人はそう言った!

 


「あっ!はい!」

 


よくわからないけど言われるがまま

 


打ち続けた!

 

 

 

玉が、とにかくパチンコ台にいっぱいになってしまって

 


アタフタしてると

 


「はい!箱!」と

 


箱を下に置き

 


その男の人は慣れた手つきで

 


ボタンを押して玉をジャーッと

 


箱の中に落としてくれた。

 


そして玉で箱が満杯になると

 


その箱を下に下ろしてくれて

 


新しい箱まで置いてくれた。

 


顔を見れないから誰かわからないけど

 


親切な人に助けられた。

 


ドラマだったら

 


振り返ると

 


ここで、その男の人はあきひこくんなんだろうなーって

 

 

 

 


思いながら振り返ったら

 


本当にあきひこくんだった!

 


えっ?

 


2人で顔を見合わせて

 


軽くお互い会釈した。

 


あきひこくんは

元々の目が大きいのに、驚きのあまり

更に目がまんまるく大きくなっていた!

 


そして

 


「あれ!もう1人のりょうちゃんだよね?パチンコなんてやるの?」

 


あたしは台を回してるので後ろは振り返らずに前を向いてる状態だ。

 


「えっ、いや、今日初めてやったんですけど、よくわからなくて」

 


後ろからあきひこくんが

 


「えっ?そーなの?ビギナーズラックかも!またこれ当たるよ!確変連チャンしそーだな!」

 


あきひこくんがそういうと

 


今度はカニがリーチになった!

 


その時また魚の大群が出てきて

 


当たるかと思いきやカニが外れた。

 


あきひこくんは

 


「いや、これは走るね」

 


その時、外れたのにいきなり動き出し

 


カニが流れてきてピタッと止まった!

 


そしてまたカニがびっくりした顔をした!

 


あたしは思わずあきひこくんの顔を見ると

 


あきひこくんは

 


「凄いじゃん!!」と言って

 


あたしの肩をポンポンと2回軽く叩いた。

 


その時!あたしの体内に

 


電気が走った!

 


心臓がバクバクしてやばいのだ。

 


「俺後ろでやってるからなんかわからないことあったら声かけて!」

 


そういってあきひこくんは自分の台に戻っていった。

 


あたしはとりあえず、あきひこくんがやってくれたみたいに

 


台を自分で下ろそうとしたらこれが結構重くて!びっくり!

 


困っていると

 


隣のおばちゃんが

 


「このボタン押すと店員さんがきてくれるわよ!自分で下さなくても!」と

教えてくれた。

 


えーっ隣のおばちゃんいたんなら玉分けてよーなんて思ったが

 


まぁ、そのおかげであきひこくんから玉貰えたからヨシとしよう!

 


あたしはおばちゃんの教えてもらった通りボタンを押した!

 


そうすると、すぐに店員がきてくれ

 


箱を下ろして箱を置いてくれた!

 


かなりサービスが充実している!

 


妙に感動してしまった!

 


その後も、サンゴ礁が出てきたり、フグで当たったのにミーンと動き出して

いきなり「7」の数字がついているジュゴンが出てきて止まったりして

 


連チャン!連チャンで、あれよあれよという間に

 


15箱積んでいた。

 


すげー!

 


でも単純にこれをお金にしたらいくらなのか?

 


22時になったら閉店らしく

 


あたしはとりあえず

 


この15箱を換金することにした。

 


まだ出そうではあったけど

 


あたしが席を外すと

 


隣のおばちゃんが嬉しそうに座っていた。

 

 

 

あきひこくんはというと

 


あきひこくんも運良く

 


8箱ぐらい出していたので

 


先にあきひこくんが帰ってしまうことはなさそーなので安心した。

 


だって、本来の目的にパチンコで勝とうとしにきたわけではなく、

 


あきひこくんを探しにきたわけだからね!

 


目的がずれてしまっては、元も子もないのだ。

 


お金が欲しくて来たわけじゃないし!

 


あたしはあきひこくんに

 


「あの、お礼がしたいので、このまんま待っていてもいいですか?ご飯でも」と話しかけた。

 


あきひこくんは

 


「いや、いいよ!別に!大したことしてないからさ」

 


それでもあたしは引き下がる気は、さらさらないので

 

 

 

「あたしとご飯食べるの嫌ですか?」

 


と、ド直球に聞いてみた!

 


バカ殿メイクのあたしなら

 


まじで!聞けない言葉だ!

 


でも今のあたしなら

 


多分!波瑠似のギャルヤンキーなので

 


無敵だから!なんでも言える!

 


ちなみにそのときは

 


CDショップにあたしのファンみたいな

 


男の客がたくさんいたらしい

 


それは社員から聞いている笑

 

なので無敵!

 

 

で、ド直球に聞いたら

あきひこくんは

 


「でも、りょうにバレたらどうする?あいつとんでもないやつだからやめておこう!俺もめんどいことに巻き込まれたくないし!」

 


と言ってきた!

 


えー?根性なしじゃん!

 


幹也はね!あたしと付き合えるなら

竜馬にボコられても刺されてもいいって言ってくれたんだよ!

 


なんならあたしを守ってくれたんだよ!

 

 

 

なんだか急に幹也が愛しくなった!

 


幹也そこまでしてあたしのことを!

 

言いたいこと全て飲み込んで

 


「りょうちゃんが怖いの?あきひこくんはあたしとご飯を食べるの嫌だからそんなこと言ってるんでしょ?」

 

 

 

待て!待て!あたしは何を言ってるんだ!

 


過去にモテなかった女は怖い!

 


昔言えなかった言葉をスラスラ言えてしまう。いや言ってしまう!

 


言いたいのだ!

 


あたしの中には

 


昔言えなくて悔しい思いをした

 


言葉たちがたくさん眠っているのだ!

 


その言葉たちがきっと目覚めて

 


いまか、いまかと出るタイミングを見計らっているのだ。

 


だからって何を言ってるのだ!あたしは!

 


うー答えが怖い!

 


あきひこくんがなんて返してくるのか聞くのが怖い〜

 


「いや、あの、嫌とか、、、そういう問題じゃなくて、俺とりょうの関係性と、りょうちゃんとりょうの関係性が悪化しそーじゃん!泥沼っうか!俺本当に巻き込まれたくないし」

 


えー!この人びびりなの?

 


やっぱり幹也とは違うんだな!

 


「わかった!そうだよね!ごめんね!ひとまず今日は帰ります!」

 


そう言ってあたしはその日は帰ることにした。

 


こんなびびりだったのか幻滅〜

 


みんながみんなあたしのために(何様なんだろうあたし)

 


体を張ってくれるわけじゃないんだーと

 


改めて思ってしまった!

 


幹也はすげーやつなんだな…

 


でも、あたしは諦めることができず

 

 

 

後日、トンデモ行動をすることにした!

 

 

 

あっ!そういえばあきひこくんのことで1つだけ気になることを見つけてしまった!

 


赤ジャン!と言えばわかる人もいるであろうが

 


あきひこくんの服装は

 


白いTシャツに黒のパンツだった!

 


うーん!これは、まさかのルーティーン?

 


この前、あきひこくんのお部屋を見た時に

 


白Tシャツと黒パンツがたくさんあったんだよねー笑

 


まさか!!

 

 

 

★某アイドル似のニッカポッカとの危険な恋3に続きます。